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【コラム】バイブレーション研磨加工の金属パネルを活かしたデザイン達 Vol.1

【コラム】バイブレーション研磨加工の金属パネルを活かしたデザイン達 Vol.1

 平素より弊社Webサイトを閲覧いただき、誠にありがとうございます。
弊社は大阪府大阪市に工場を構え、建築建材や加工に関する意匠建材専門とする企業です。
この記事は、「弊社で金属パネルにバイブレーション研磨加工を施した物件」に関してのまとめです。

 バイブレーション研磨加工から織り出される独特な風合い(模様)。それは、「建築のデザイン」だけではなく「モノづくり」において重要になるポイントの一つ。弊社の製品が持つ風合い(模様)の中でも、石風を基調としたバイブレーション研磨を使用して頂く機会が多い。石風のそれは、本物の石の特徴を捉えるだけではなく、ひび割れや加工の難しさといった天然石の持つデメリットがない仕上げ材。近年、ことから「建築のデザイン」だけではなく、幅広い用途で利用頂いてます。
 普通(無加工)の金属であれば、冷たいイメージを持たれがち。ですが、石調仕上げにすることでナチュラルな空間に馴染み、存在感や高級なイメージを向上させます。今回は、その製品導入実績をまとめましたので、ピックアップしてご紹介致します。

The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu

 「The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu」に、アルミパネルとしてALSTONE®(アルミストーン)「NSKS-SA05MC」が外壁やルーフテラス、渡り廊下の幕板等の至る所に採用されました。黒御影石の風合いを持つ「NSKS-SA05MC」は、歴史ある建造物や京都の風景になじみ、空間に深みと落ち着きをもたらします。
 歴史だけではなく、建物としても印象強く、内外装共に洗礼されたデザインの物件に採用してして頂き、誇らしい実績となりました。

黒色のアルミパネルが外壁に使われている

 この物件は、「明治2年から続いた歴史ある小学校」を改装したホテルです。元小学校校舎の傾斜地特性を活かした棟の配置や、洋と和のデザインを融合させた外観・内装など、特徴的な意匠を継承しながら改装されました。
 コンセプトは『記憶を刻み、未来へつなぐ』。小学校の歴史の中で良いものは残し、新しいものにはその記憶を継承し、作り変えられています。
 印象的な建物に改装されたこのホテルは現在、東山地区におけるシンボル的な存在です。

 ALSTONE®(アルミストーン)「NSKS-SA05MC」は、ALSTONE®(アルミストーン)シリーズを展開する上で、起点になった製品です。そんな「NSKS-SA05MC」は、石材の中でも黒御影石(英:Black Granite)を彷彿させるような風合いを持ちます。肌理の細やかな箇所と粗い箇所の濃淡が、黒御影石風の良さを演出しています。外壁(外装)やキッチンの天板などにも使われることが多く、重厚感や高級感も醸し出します。

TWILIGHT EXPRESS 瑞風

 「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」に、ALSTONE®(アルミストーン)「NSKV-HB05」が車内通路にあるアール・デコ調の壁や客室・通路の窓枠、腰板などの随所に採用されました。黒い石の風合いを持つ「NSKV-HB05」は、空間に調和をもたらし、馴染と落ち着きを演出します。
 こちらも印象強く、洗礼されたデザインの主軸となる「アール・デコ」調と、美しい車内の随所に採用してして頂き、誇らしい実績となりました。

 「TWILIGHT EXPRESS瑞風」は、JR西日本の10両編成の豪華寝台列車です。この列車は、「美しい日本をホテルが走る。~上質さの中に懐かしさを~」をコンセプトとし、ホテルの上質さの中にどこか懐かしさを感じさせる空間作りをしている。また、JR西日本の車両に共通するコンセプト「安全で、明るく、広く、静かで、快適」を追求し、洗練された上品さと心休まる懐かしさを感じる「上品さの中の懐かしさ」・「ノスタルジック・モダン」を織り交ぜている。
 モダンデザインの美の基準として単純化された形・色・素材・光・運動を統合した美に装飾的な5本の流線を繋いだ構成となっている。車両のエクステリアデザインは、「建築家:浦一也」と「インダストリアルデザイナー:福田哲夫」の両名が担当されました。

THKビルディング

 地上7階建て、高性能な免震装置を備えたテナントオフィスビル「THKビルディング」です。こちらも「The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu」同様の黒御影石を彷彿させるアルミパネル、ALSTONE®(アルミストーン)「NSKS-SA05MC」がエントランス入口の列柱・外壁・ルーバーに採用されました。重厚感溢れる風合を持ち合わせたこのパネルに関して、エントランス入口のロゴを際立たたし、存在を感じられる印象を受けました。また、ルーバーにも弊社製品(NSKS-SA05MC)を採用して頂くことで、風合の良さと外観のデザインが一層奇麗に感じられました。

最後に

 今回の記事「バイブレーション研磨加工の金属パネルを活かしたデザイン達」は以上となります。単なる紹介にはなりましたが、弊社の製品がいろいろな箇所で活躍していることは誠に光栄に存じます。
 不定期ですが、このような形でこれまでの導入実績を紹介していきます。今後ともよろしくお願い致します。

 弊社では、お客様に寄り添った形で「相談」や「提案」、金属建材の製作をご対応いたします。また、既製品に「色や模様の幅を増やしたい」というお悩みやご相談なども受け付けております。「お困りごと」や「内外装仕上げ」等のご相談は、お気軽にお問合せ下さい。

公式Webサイト

・The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu(https://www.princehotels.co.jp/seiryu-kiyomizu/
・TWILIGHT EXPRESS 瑞風(https://www.twilightexpress-mizukaze.jp/

参考リンク

ALSTONE®(アルミストーン)
The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu
TWILIGHT EXPRESS 瑞風
THKビルディング
NSKS-SA05MC
NSKV-HB05

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